ボラカイ島とは、フィリピン有数のリゾート島で欧米人にも大人気の島。
今や中国・韓国などのアジア諸国にも人気の地。
しかし、日本人にはとんと知られていない…
ワタシもフィリピンに移住前は知らなかった…
そんなボラカイ島の魅力を少しでも日本の方に知ってもらえたら、と思っております。
ボラカイ島はどこにあるのか
ボラカイ島は日本人に知られている首都マニラのあるルソン島と、南方面のセブ島の真ん中あたりに位置する、大きい島であるパナイ島の北西に浮かぶ約7kmの小さな島。
空港があるのもパナイ島なので、空港到着後にボラカイ島へは船で渡ることとなります。
しかし、日本からはこのパナイ島への直行便が出ていない…
韓国と中国は直行便があるので、人気の地となったのかと思います。マニラかセブへ行ってから乗り換えなんて面倒臭いよねぇぇ
でもマニラからは国内線で50分程と近く、時期によりますがフライト代は¥3,000~4,000位です。
西海岸に広がるホワイトビーチ
世界のベストビーチとして選ばれた程、人気があって常に多くの観光客で賑わっているのがボラカイ島の西に広がるホワイトビーチ。白砂はミルクの様なきめ細か〜な感じで、パウダーサンドのビーチとして世界的にも有名。ビーチの前にはホテルやレストラン、バーやダイビングショップ等が建ち並びます。
そしてホワイトビーチの名物といえば、美しすぎるサンセット…!
あっついのが嫌いなフィリピン人の多くは(年中夏ですし)夕方近くから海に入り始め、サンセットタイムは多くの人で海の中もビーチも賑わっております。
お腹が空いたら豊富なレストランがビーチ沿いに並んでいて、すぐ行けるというのもポイント。
東海岸のブラボクビーチ
対する東側には、西のホワイトビーチとは違って落ち着いた雰囲気を醸し出すブラボグビーチ(Bulabog Beach)が広がります。実はこちらのビーチは世界有数のウィンドサーフィン・ポイントとなっており、毎年世界大会が開催されていて、カイトサーフィンも出来ます。
我が家はこちら側のビーチの近くに住んでいるので度々訪れますが、いつも日本人的「凧」みたいなのが飛んでいます。「凧上げってフィリピンにもあるんや〜」とぼんやり思ってたら、これがカイトサーフィンに使われているカイト(凧)であった…
こちら側もホワイトビーチ程ではないですが海沿いにレストランやバーなどが並んでおり、ホワイトビーチの喧騒が苦手な人などに、おすすめのサイド。
我々も仕事をする時などは、いつもこちら側のカフェやレストランに行っております。
閉鎖・コロナを乗り越え、美しく生まれ変わった島
「アジアのベストビーチ」に2年連続1位に選ばれた程、大人気となったボラカイ島は年間で200万人の観光客が訪れる規模に。そして観光客やホテル・飲食店の急増に伴って次第に海やビーチが汚れ、砂浜も白さを失ってしまう程に…。
かつて手付かずだった海岸の環境が破壊される懸念から2018年4月から半年間もの間、環境保全のため閉鎖されたのですが、その後はコロナ渦により2020年から2年間にわたり海外旅行者が訪れる事が不可能に。
私は2017年に1度休暇で訪れましたが、その際は「聞いていた程、綺麗な島じゃないな〜」なんて思ってしまったのは、そんな理由からだったのかと…。
そして次に訪れることになった2022年末のNew Year’s holidayでは、以前より美しくなっている…!と素直に思えた程、生まれ変わったボラカイ島。
現在はかつての美しさを取り戻した島を守る為、ビーチ上での飲食や喫煙、ツアーガイドの営業など様々な禁止事項が決められてます。
また、フィリピンは他東南アジアと同じく排気ガスがすごいイメージですが、ボラカイ島内のメインロードを走るトライシクル(タイのトゥクトゥクの様な乗り物)は電気のものに一新されているので、排気ガスが少ない事も特徴です。
ボラカイ島についてまとめ
日本から行くのは少々手間の掛かるボラカイ島ですが、マニラで東南アジアの雑踏感を味わった後に足を伸ばし、日本の方々にもフィリピンの素敵なリゾートをぜひ・とも!味わって欲しいです。ダイビング好きな方は尚更に。
2018年にボラカイ島閉鎖のニュースを聞いた時はマニラに住んでいた為、正直どこか人ごとの様に感じてました。今年ボラカイへ移り住んでから、閉鎖中・その後のコロナで大変な思いをした、島で仕事をしている人たちの話を直接聞いて胸が非常に痛くなりました。
今は島に住む1人の住民として、この美しさを守っていきたいと思うばかりです。
海の近くに住みたいと長年想い続けてきた自分にとって、徒歩5分でターコイズブルーすぎる美しいビーチに行けるのはこの上ない幸せですが、意外と住んでみると毎日ビーチには行かないものです…
移住前は「毎朝海辺でウォーキングして朝読書するぞ♡」
とか思ってたのにな…(遠い目)